株式会社ダイテック クラウド事業部

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受注が増えても同じ人員でやりくりできるのは、クラウドのおかげかも。
「フォレストスタジオ」は、木材・建材・設備の卸売業を手がける山松木材様(新潟県三条市)が5年前にスタートしたリフォーム部門。2014 年からは水周りリフォームと部分断熱リフォームを組み合わせた「ココ暖」に力を入れており、延べ床面積が広い新潟では、断熱が不十分な築30年前後の住宅にぴったりの商品として実績をのばしています。これまで原価管理や工程管理は、スタッフ各人が個別に作成・把握し月締めにまとめるというスタイルをとってきた同社。
『工務店向けクラウド』を導入することで情報共有を進め、見積り作成などの手間を大幅に簡略化できるようになったといいます。松永隆夫社長に話を聞きました。

山松木材(株)フォレストスタジオ 代表取締役社長 松永隆夫様

新潟県三条市

導入のきっかけ

リフォーム部門は私を含めて3人のスタッフで動いていますが、つい1年ほど前まではそれぞれバラバラの方法で見積りを作成し、共有するしくみを持っていませんでした。
当時私が使っていたのは、スタンドアローン型の見積りソフト。それなりにイニシャルコストがかかったにもかかわらず、出先や自宅で見ることができない、工程表・実行予算・顧客管理と連動できないといった不便さを感じていました。思えば、見積りをはじめとして、1つ1つの工事情報を社内で共有して積み上げるだけでも貴重な財産になるはずですが、それができていなかったんですよね。こうしたストレスを感じていたときに、住宅関連の総合展示会ジャパンホームショーで『工務店向けクラウド』を知り、導入することにしました。

決め手になったのは

最初にいいなと思ったのは、クラウドですべての情報を共有できること。
あとは、売上と粗利が一目でわかること。工事の進捗と同時に原価管理ができるのは大きなメリットでした。それまでは、スタッフ各人が見積りや実行予算をつくって各人のパソコンに保存しておき、月締めに協力業者からあがってきた請求書と突き合わせて最終的な利益を確認していました。工事物件数が少なければこのやり方でもそんなに問題はなかったのですが、ありがたいことに水周り+部分断熱リフォームの「ココ暖」の良さが地元で認知され、依頼が増えるにしたがって難しくなりつつあったんです。『工務店向けクラウド』導入後は、その煩雑な作業から解放されました。

使い勝手のよさは◎

当社の集客は基本的にウェブのみ。ホームページを通じて月15 〜16 件の問い合わせがあり、このうち大小合わせて10 件が新規顧客となります。これまでは、見込み客段階では住所録ソフトを使って紙ベースで管理し、顧客化した時点で社内サーバにある顧客管理システムに入力。
それとは別に見積りソフトを使って見積り作成、また別のソフトを使って工程表作成、といったように全作業が独立型。毎回入力手間がかかるだけで情報をうまく活用できていませんでした。
『工務店向けクラウド』を使っている現在は、概算見積りを出した時点で顧客情報を登録。
見積原価や粗利を確認しながら見積もりを作成。それをもとに実行予算を工事ごとに作成します。
すべての情報が自動的に紐付くため、入力作業は最小限に抑えられます。見積りはエクセルに似た表計算形式なので馴染みやすいですし、粗利設定なども簡単。使い勝手のよさはとくに気に入っています。

工事後の利益をきちんと把握

協力業者から上がってきた請求書(工事原価)を経理スタッフが入力すれば、作成済みの情報と紐付いて最終工事粗利率の利益がタイムリーにわかるので、私たちはより現場に集中できるようになりました。以前は、工事台帳と利益を結びつけるというところまではやりきれていなかったので。また、仕掛かり完工物件の売上げを時系列に追いながら、すべて把握できるのもいいですね。
リフォームの場合、物件数が多いうえ工期が短いので、事務仕事を効率よく処理する必要があります。 工事物件数がかなり増えてもこれまで通りの人員でやりくりできているのは、クラウドのおかげかもしれません。ゆくゆくは工事後のフォローや定期点検などにも活用したいと思っています。長期優良住宅化リフォーム事業では工事履歴が求められていますし、これからは家歴の保存にも本腰を入れていきたいですね。